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COLUMN業績アップノウハウ

なぜ人が辞めるのか(4/4)


評価・報酬制度

 

はじめに

人が辞める本質的な理由

>>『なぜ人が辞めるのか(1/4)』へ

人が辞めることとビジネスへの影響

データで見る退職理由

>>『なぜ人が辞めるのか(2/4)』へ

「人間関係の悪さ」で人は辞める

「将来が見えない」で人は辞める

>>『なぜ人が辞めるのか(3/4)』へ

「納得できない」で人が辞める

「結局、社長に気に入られたら出世するんでしょ」

こういったことは、社員が口に出しませんが、中小企業では多くの社員がそう思っています。

 

企業は、社長の示す方向に進んでいくという側面がある以上、「社長に気に入られたら出世する」というのは事実なのですが、それでは正当に評価されていないと感じる社員が出ても仕方がありません。

 

機械的に数字で評価出来ればいいのですが、どうしても数値化できない要素があるのも事実です。

それをルールにして、配点していくのが評価制度なのです。

 

イメージでいえば、フィギュアスケートの採点のようなもので、「美」とは何か、を可能な限りルールにすることで、公平性が増していきます。

 

「納得できない」評価制度にしないためには、

✓何を評価するのかを明確にする
✓どうやって評価するかを明確にする
✓なぜその評価になったかを説明する
✓次年度はどうなってほしいかを指し示してあげる
✓次年度のあるべき姿になるために何をすべきかを教えてあげる

 

ことで、公平性が高まるだけでなく、人が自発的に成長する組織へと変革できるのです。

 

さいごに

人が辞めてしまうことは、必ずしも悪いことではありません。

しかし、「自社にとって有益な人」もしくは「有望な人」が辞めてしまうことは大きな問題です。

これらの人が辞めない会社に、明確かつ公平な評価・報酬制度があれば、その評価と報酬を得ようと自発的に社員が成長していきます。

人間関係を良好化し、適切な評価・報酬制度を構築すれば、人が辞めないだけでなく、社員の生産性がどんどん上がっていく組織になるのです。

誰しも、愛されることに喜びを覚えます。

愛されるとは、自分を大切にしてくれることです。

社員を大切に思っているなら、「何を」「どう」評価するのかを明確にし、会社にとって有益な行動や考え方をしている人を評価できる体制にしましょう。

そうすれば、離職率は劇的に改善されるはずです。

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