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COLUMN業績アップノウハウ

なぜ人が辞めるのか(2/4)


評価・報酬制度

 

はじめに

人が辞める本質的な理由

>>『なぜ人が辞めるのか(1/4)』へ

人が辞めることとビジネスへの影響

そもそも、人が辞めることで、ビジネスにどのような影響があるのでしょうか。

携帯販売代理店のような「労働集約型ビジネス(=人の働きが売上に直結するビジネス)」においては、
利益を以下のように言い表すことができます。

 

利益 = 「1人あたりの利益(=生産性)」 × 「人員数」

よく「人が足りない」という課題に対し、採用活動にいそしむ会社があったり、
採用を提案するコンサルティング会社があったりしますが、

闇雲に人を採用すると、「人員数」は増えるのですが、「1人あたりの利益(=生産性)」が下がってしまうのです。

 

セオリー的には、

①まずは辞めない組織づくり

②採用活動

の順に着手していくべきなのです。
(現実的には、上記2つを同時に推進していくことになりますが)

 

人が辞めないことで、
✓ 採用活動費を抑えられる
✓ 経験が積みあがるので、1人あたりの利益(=生産性)が上がる

 

※成長を促す評価・報酬制度や教育プログラムがあれば
といったメリットが享受できるようになります。

 

データで見る退職理由

エン・ジャパン株式会社が発表した調査(参照:エン・ジャパン株式会社『1500人の求職者に聞いた退職理由の真相!「退職理由のホンネとタテマエ」))によると、退職理由については本音と建前で大きく理由は異なるようです。

 

【建前】
1位 結婚・家庭の事情(23%)
2位 体調を壊した(18%)
3位 やりたい仕事内容ではなかった(14%)
4位 業界・企業の将来性が不安だった(6%)
5位 社風や風土が合わなかった(6%)

 

【本音】
1位 人間関係が悪かった(25%)
2位 評価・人事制度に不満があった(12%)
3位 給与が低かった(11%)
4位 拘束時間が長かった(11%)
5位 社風や風土が合わなかった(11%)

上記を見る限り、
「家庭の事情で…」
「結婚するので…」
「体調が芳しくなく…」
といった定番の退職理由は、本音ではない可能性が高いでしょう。

上記「本音」を見ると、「5位社風や風土が合わなかった」は採用アンマッチの要素が大きいですが、
1~4位については採用後の問題です。

また、人間関係を除いては、「人事」の問題なのです。
実は人事制度を良好化するだけで、41%の退職理由をつぶすことができるのです。

つまり、
①人事制度への不満
②人間関係への不満
の2つの不満が防げれば、約70%の退職が回避できます。

「人間関係の悪さ」で人は辞める

>>『なぜ人が辞めるのか(3/4)』へ

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