スタッフをランク付けする方法(2/2)
なぜスタッフはランク付けしなければならないのか
ランク制度設計のプロセス
ランクを定義する
ランク付け方法を定義する
運用方法を定義する
前述のとおり、
です。
運用方法を定義するうえで押さえておくべきポイントは以下3点です。
まずは「①如何に下位ランクを嫌がってもらうか」から説明しましょう。
① 如何に下位ランクを嫌がってもらうか
業績を最も効率的に上げようと思えば、
× 高いスキルの人にもっと頑張ってもらう
〇 獲得できていない人に頑張ってもらう
獲得できていないローパフォーマーを減らすことです。
そのため、以下のような×ゲームを設けています。
【Cランクスタッフになったら】
✓ 次回Bランクになるために、反省と改善策をレポート1,000字にまとめる
✓ そのうえで、特定商材のロープレ研修を本部にて実施する
などです。罰を与えることが目的ではなく、その罰を嫌がり、スキルアップをしなければならないと思ってもらえることが肝要です。
② 如何に上位ランクをブランディングするか
S/Aランクスタッフは、店舗や会社の業績に貢献してくれているスタッフといえます。
そこで、S/Aには十分な賞賛をしなければ、S/Aを目指さなくなります。
大切なことは金銭的報酬を与えることでなく、金銭・非金銭問わず、報酬を与えることです。
弊社のクライアントには、以下のような報酬を与えている会社もあります。
【賞賛・報酬】
✓発表する
・朝礼にて、自店舗スタッフのなかでS/Aランクを取っている人を発表し、そのまま継続するようコメントする
✓表彰する
・月間でS/Aになったスタッフに表彰する
✓賞金を与える
・SランクやAランクになったスタッフに、報奨金を支給する
繰り返しにはなりますが、如何に「S・Aランクスタッフが尊いか」をイメージ付けすることが大切です。
③ 如何に高頻度で認知させるか
スタッフランク制度を機能化させるには、まずは自身のランク動向を気にさせる必要があります。
そこで大切になってくるのが、スタッフランク・ランキングの配信頻度です。
毎月スタッフランクが変わるのに、月1回の発表では、リカバリに向けて努力することもできません。
そこで、認知度を上げ、意識を上げるために以下のようなことをやってもらっています。
さいごに
業績をアップするうえで、如何なる方法論よりも大切になることは、「業績を上げたい」という想いです。
なのです。
本ノウハウは、全員が「売上を上げたい」と思ってもらうための具体的な施策をご紹介しました。