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COLUMN業績アップノウハウ

スタッフはランク付けしなさい


数値意識向上

 

なぜスタッフはランク付けしなければならないのか

スタッフの数字意識を上げるうえで、大切になる考え方として、「スタッフをランク付けする」ことがあります。
スタッフをランク付けすることとは、実績に応じてS~Cランクなど、実績別に区分することです。

 

「そんなことしたら、営業会社みたいに殺伐とするんじゃ…」
「下位ランクのスタッフはモチベーションが下がって退職するんじゃ…」

などと言われることがありますが、本当にそうでしょうか?

 

そもそも、「高い貢献しているスタッフ」と「あまり貢献できていないスタッフ」を差別することは悪いことなのでしょうか?
ZitzGenは、そうは考えません。

なぜなら、そこを差別しなければ、高い貢献をしているスタッフに失礼だからです。

 

大切なのは、高い貢献をしているスタッフを褒め、あまり貢献できていないスタッフは貢献できるように指導することだからです。

キャリアが行う代理店(店舗)評価制度も同様ですよね?
実績に応じてS/A/B/C…とランク付けする。

 

高い実績を出している会社とそうでない会社を一緒くたにしてしまって良いのでしょうか?

 

よくある間違い

スタッフの数値意識を刺激しようとして、上位スタッフに報奨を与えようとする会社があります。
(例 1~3位に報奨金を出す)

しかし、その多くは失敗します。

 

なぜなら、1~3位のスタッフは、何もやらなくても上位になっている可能性があり、下位のスタッフはそもそも3位以内に入ることをあきらめてしまうからです。

 

大切なことは、全員に何かしらの評価が付くことです。

 

キャリア指標においても同様のことが言えます。

全ての店舗に評価が付くから動く。仮に1~3位まで、といってしまうと、それを狙える位置にいる店舗以外頑張りません。

Sランクの下位は「Aに落ちないように頑張る」
Aランクの上位は「Sに上がれるように頑張る」
Aランクの下位は「Bに落ちないように頑張る」
Bランクの上位は「Aに上がれるように頑張る」
Bランクの下位は「Cに落ちないように頑張る」
Cランクの上位は「Bに上がれるように頑張る」

 

こういう構造です。
つまり、全員が何かしらの目標や危機感をもって動いてもらう環境にしなければなりません。

 

ランク付けするメリット

ランク付けすることで、結果的にすべてのスタッフが自身のために数字を獲ろうとする動きに変わります。

頑張っていた人が頑張らなくなるのは「やっても褒められないから」

頑張らない人が頑張らないのは「サボっても叱られないから」です。

よって、ランクづけすることで、頑張らない理由をなくすことができるのです。

 

人はなぜ頑張るのか

 

人は何かしらの欲求にしたがって努力をします。
かの有名なマズローの5段階欲求階層によると、

1段階 生理的欲求:食欲・性欲・睡眠欲を満たしたい
2段階 安全欲求:危険がない環境にいたい
3段階 社会的欲求:仲間が欲しい(叱られたくない)
4段階 承認欲求:褒められたい
5段階 自己実現欲求:自分の夢をかなえたい

上記のような欲求階層が存在しています。

会社組織が、全員に刺激できる欲求は3~4段階です。
(1~2段階を刺激することは倫理上あり得ない。また、5段階目は仕組みでどうにもならない)

3段階 社会的欲求:仲間が欲しい(叱られたくない) → Cランクの罰則を受けたくない…
4段階 承認欲求:褒められたい → S・Aランクを獲って褒められたい!

となります。つまり、スタッフをランク付けすることで、褒める機会と叱る機会を作り出すことができるようになるのです。

ランク制度の作り方

具体的なランク制度の作り方と運用は別のページで紹介しています。

>>スタッフをランク付けする方法(1/2)

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